今や空前の猫ブーム!古代から猫は愛されてきた可愛い生物ですが、
猫と暮らしたり、猫のことを可愛がれば可愛がるほど、
この可愛い生物である猫のルーツを知りたくなってきますね。
ネコはいったいどんなルーツをたどって現代に至ったのでしょうか。
今回は、そんな可愛い猫のルーツ(ネコQ&A)その①として解説しています。
ネコってどんな動物?
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猫は、ライオンやヒョウ、トラ、ヤマネコなどと同じネコ科の動物です。
ネコ科の動物は、いずれも体がとてもしなやかで鋭い歯や爪を持っています。
特に前足の爪は、獲物を捕まえるための大切な武器のため、
時々「爪研ぎ」をして古い爪をはがし、先が鋭い新しい爪にしています。
ライオンもトラも爪研ぎをします。
分類されますが、イエネコの祖先の名前は?
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飼われるようになったのでしょうか?
西アジアです。
猫の祖先といわれるリビヤマネコは、
そもそも何者にも服従しない獰猛(どうもう)な生き物です。
メソポタミア地域で文明が栄え始めるとリビヤマネコの中に
縄張りを追いやられる個体が現れ、人間の移住区に
住み着くようになり、ヤマネコを飼いならした
とではないかと考えらえています。
※アビシニアンは、エチオピアから持ち帰ったネコで、
イギリスで改良されました。
リビヤマネコの特徴を残しているといわれています。
Wikipediaより
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何年くらい前からでしょうか?
約9,500年位前に家畜化されたといわれています。
現存する最古のネコ科動物であるリビヤマネコは、中東やアフリカに
分布した種で約13万年前に誕生したといわれています。
現在知られている猫は、すべて「イエネコ」に分類されている。
これは、学術的名称で飼い猫でも外で一生を過ごす猫でも同じ。
定義として
「人間によって家畜化されたネコ科の小型哺乳類」となっている。
今や世界中にペットとして広がり、猫(イエネコ)の種類は「品種」と
呼ばれ、人間によって作り出され、品種を認めている団体によって
違いますが、現在、約50種類から100種類といわれています。
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ネズミ捕りのためです。
猫(イエネコ)はライオンやヒョウなどと同じ肉食動物です。
元々猫は狩猟本能のある生き物。
人家の近くのヤマネコは、疫病をもたらすネズミ駆除の能力を
高く評価され、人の食料を食べてしまうネズミを狩ってくれたのです。
猫を飼うことによってネズミ退治の一役を担ったという意味では猫は大変重宝されたのです。
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エジプトです。
エジプト神話に出てくるネコの女神バステトは、
国王(ファラオ)や国民を悪霊や災いなどから守る神とされ、
ネコは聖なる動物として「猫を神様」として崇拝していました。
バステトの像は、体は人間で顔がネコのものもあります。
エジプトで神格化されていた猫は王家で飼育され、
国外への持ち出しは禁止されていました。
大陸へと広がったのは何千年も後のことです。
Wikipediaより
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ミイラにしました。
紀元前2000年頃のエジプト人は、猫を神様として崇拝しており、
死後も永遠の命を保ち続けるために、王やお金持ち等、地位の高い人間と共に
ミイラにして埋葬されたといわれています。
ネコが死ぬと飼い主は一家揃って眉を剃り、悲しみを表したほどです。
ルーブル美術館には、お墓の壁画にもネコの絵が描かれています
karapaiaより
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フェニキア人がこっそり持ち出した。
古代エジプトでは、ネコ(イエネコ)の国外持ち出しを禁止していた。
ところが、ネコがネズミを捕まえてくれることを知った
フェニキア人(古代の地中海東岸に位置した地名でギリシア人による呼称) は、こっそり船に乗せて持ち出したのです。
YouYubeより
フェニキア人は、地中海各地域と交易をしていたので、
イエネコはヨーロッパやアフリカ、西アジアの各地に広がりました。
15~17世紀の「大航海時代」には、ネズミ対策で船に乗せられたネコが
世界中に広がったのです。
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奈良時代に中国から来た。
奈良時代(西暦710年 – 西暦794年)中国から大切な書物を船で運ぶ時に
ネズミの被害から守るため、ネコ(イエネコ)を一緒に乗せてきたのが
始まりといわれています。
下記、いろいろな諸説があります。
※宇田天皇御記の記録によると寛平元年(889年)に中国(唐)から
黒猫を先帝から譲り受けたという説。
※2011年に、長崎県で弥生時代(紀元前300年 – 西暦250年)後期の
カラカミ遺跡から出た骨の一つが成熟した猫の前足と判明された。
これが日本最古のイエネコとして飼われていたという新説もある。
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黒猫です。
889年(寛平元年)の宇田天皇御記に
「唐土渡来の黒猫」(とうどとらいのくろねこ)とあるのが
ネコ(イエネコ)に関する最も古い記録とされています。
⑪日本には3種のネコ科動物がいるが、どんな猫?
■イリオモテヤマネコ
■ツシマヤマネコ
1967年に沖縄県西表島で発見されたイリオモテヤマネコの3種のネコ科動物がいます。
ノラネコは、飼い主がいないというだけで、イエネコです。またイエネコにはいろいろな毛色、毛の長短、体形の違いなどがあり、「種」としてはすべて「イエネコ」です。※ウミネコは鳥です。カモメ科などと同じ仲間になります。
鳴き声がネコに似ていることからこの名前がつきました。
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■トラです。
ライオンと思われがちですが、実は最大のネコ科動物は、トラです。
トラもライオンも同じ体長ですが、体重はトラのほうが50kg以上も
重く大きいことがわかります。
◆アムールトラ最大記録→全長420m、体重384kg
◆トラ→体長250cm、体重306kg
◆ライオン→体長250cm、体重250kg
◆チーター→体長150cm、体重72kg
人間と比べるとはるかに大きくビックリの大きさですね!
最も北に住む亜種のアムールトラはトラの中でも最大で、 尾長1~1.2mを入れた全長が4m以上という記録があります。
Wikipediaより
同じ仲間でも寒い地域に住むものほど体が大きくなります。
体が大きいと体重の割に表面積が小さいので熱が逃げにくくなるのです。
これを「ベルクマンの法則」といいます。
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■ミアキスです
今から約6500万年前~4800万年前にいたミアキスという体長20cmほどの
小さな動物が祖先です。
恐竜が絶滅したといわれている時代です。 Wikipediaより
ミアキスの特徴は長いしっぽを持ち、鋭い爪と牙を武器に樹木で生活をする
イタチに似た動物と推定されています。
このミアキスが、やがてネコ科、イヌ科、クマ科といった食肉種の起源と考えられ
鳥類や爬虫類、同じ樹上生活動物を捕食していたと思われます。
◆森で生活することを選んだ種がネコ科の祖先となり、
見通しのいい平原で暮らすことを選んだ種がイヌ科の祖先へと進化していきました。
ネコ科の祖先の中に、森を追われて砂漠や岩石地帯へ逃げた種がいます。
水も隠れ場所も少ない厳しい環境で生きる術を見出したのが「リビヤマネコ」です。
環境への適応力に優れた彼らの子孫がイエネコなのです。
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■スミロドンです。
サーベルタイガーとも呼ばれ、24cmもある長い牙を持っていました。
約1万年前に絶滅しました。
※他、絶滅したネコ科動物 Wikipediaより
↓
◆ミロドン
地上を歩いていたオオナマケモノの仲間で、約1万年前に絶滅。
◆ポセイドン
ギリシャ神話に出てくる海の神。
⑮3つのネコの名前で本当にいるネコはどれですか?
1.ツチネコ
2.スナネコ
3.イワネコ
■スナネコです。 スナネコは体長45cm~58cmほどの野生のネコで、
砂漠やその周辺にいることから名前がつきました。 Wikipediaより
⑯ネコの仲間でないのはどれ?
1.ジャングルキャット
2.オシキャット
3.ミーアキャット
■ミーアキャットです。
アフリカ南部に住んでいるマングースの仲間でネコの仲間ではありません。 Wikipediaより
後足で立ち上がって日光浴をすることで有名です。
⑰大熊猫(おおくまねこ)とはどんな動物?
大熊猫という動物がいます。
クマのようにもネコのようにも思えますがどんな動物でしょうか?
■ジャイアントパンダです。
大熊猫とは中国語での名前で、ジャイアントパンダのことです。
ターシュンマオと読みます。
日本では「パンダ」という名前で定着していますが、
中国では大熊猫という名前です。
ジャイアントパンダは、クマ科の動物です。
猫のルーツQ&A 17問 いくつ答えられましたか?
猫に関しの研究はまだ浅く、現代でもってもまだわかっていないことも多いといわれています。
古代より猫を神様として崇拝していたエジプト人。
エジプトでの門外不出だった猫が全世界に流出したという
歴史的な流れは実に感慨深いものがありますね。
オーストラリア大陸はたった約400年前のこととは意外でした。
猫の品種について
公認されている種としては、犬種は公認されているだけで343種に対し、猫種はいまだに50種程度です。
猫はネズミを捕る以外の事はできなかったからともいえそうです。
新しい猫種を作るようになったのは19世紀になってからと比較的最近で、
ブリテン諸島(現イギリス諸島)で現在のイエネコの多くは誕生したといわれています。
猫との会話編
知識として再認識できて、より愛着と思い入れが深くなったね💕😺
猫のルーツからいえること
本来は、猫は警戒心の強い生き物だった野生ヤマネコが人に懐くイエネコになったということから
リビヤマネコの多様性と柔軟な適応能力があったという猫の歴史から、
今の飼い猫がいるという事実に驚くばかりですね。
猫のルーツについて書きました。猫の歴史の知識としてお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°