●ネコから学ぶ人生の知恵
ネコと暮らして、ネコのいる生活が22年以上経ちます。
今ではネコのいない生活など考えられない私となっています。
日々のあたりまえのようにそばにいてくれるネコを通して、その関わりから自然に感じ学んでいること、
教えてもらっていること、
忙しい毎日の仕事の中で、どんなに疲れて帰ってきても、駆け寄ってくれると
不思議とネコの世話をするのが全く苦にならず、むしろ疲れなど忘れて笑顔になり、心が和み、
どれほど癒されていることかを思い知って、その不思議さにただただ驚くばかりです。
そして、何気にネコと触れ合う中で、
「仕事とは」「人生とは」「生きるということはどういうことなのか」など、ふと気づかされることがあるのです。
●ネコが教えてくれる愛する気持ち
ネコは、決して見返りを求めません。ただそばにいるだけでいい。
相手にしてあげることが負担や苦痛にならない不思議な存在。それこそが愛することの本当の意味を
教えてくれているのではないかと思った瞬間で、ハッとするほどその愛するということがどういうものなのか、
人との関係においても活かしていくことができる大切なことを気づかせてくれました。
●なぜイヌではなくネコなのか
私的な考えですが、ネコとの関わりのほうが負担にならないからです。
「つかず離れずの適度な関係」
「そばにこなくてもジッと見つめてくれて何か訴えているような表情やしぐさ」
よくネコ派かイヌ派かといわれていることもあるようですが、ネコは行動において無理がないから
安心して関わることができるのです。
イヌはしつけられるし、飼い主の指示を従順に聞くように訓練されています。
一方、ネコは好きなことしかしない!
ネコはありのままの思いがすぐにわかります。そのストレートさが与えてくれる安心感と
落ち着いた静かな動作が好きなのです。
●人との関わりにおいてネコを通して感じること
現代においては、嫌でも無理をして人に気に入られようと頑張り、気を遣いすぎ、心や身体を痛める人が増え、
心も体も疲弊しきって心僚内科や精神科に通っている人が多くいます。日本人は特に義理を重んじる傾向も拍車をかけています。
ストレスを抱え、気づかないうちに身体がsosのサインを出し始め、身体に支障をきたしているということです。
ネコの心の自由さ、感情抑圧のなさ、なんとも心地よく羨ましくも思えるのです。
社会はストレスフルで、人と人との繋がりは、非常に希薄なものになってきています。
競争社会でもあり、人を羨ましがったり、比較したり、比較されたりして、傷つき、自分はダメだと落ち込む人も多くいます。
「もっとがんばらないと落ちこぼれてしまう」と毎日不安で過ごしている人も多いでしょう。
心がすり減るぐらいになってくるとどんどん疲れもたまり、ますます悪いほうに心も体もむかってしまいます。
●ネコ的生き方から学ぶ心豊かになれる知恵
現代になって空前のネコブームが起きていますが、ネコは人間にとって素晴らしい存在です。
近年では「ネコノミクス」という言葉も生まれ、ネコに関する済効果は年間2兆3千億円ともいわれています。
書店にはネコの本が所狭しと並び、Webには動画も溢れ、、アニメから町おこしまでネコのキャラクターが使われ、
さらには分野を問わずネコをモチーフにした商品が非常によく売れています。
ネコは本質的に人を幸せにする力があるのです。
ネコは可愛いだけの存在ではありません。
人格の成長から生きる姿勢までも教えてくれるポテンシャルを持った存在なのです。
ネコと人との共生は1万年も前から共存してきています。「豊作物からねずみを守ってくれたから」「なんとなく可愛いから」などと
いった理由だけでは1万年も関係は続きません。
ネコと人とのより豊かな共存社会の中で、人はネコから多大なる人生の知恵を学ぶことができます。
●最後に
現在ペルシャ猫3匹とスコティッシュフォールド1匹の合計4匹のネコとの暮らしを通して、日々発見し、生き方を気づかされ、
考え方や価値観を学んだことを綴っていきたいと思っています。
ネコとの暮らしを通して、人と人とがより豊かな関係を気づくきっかけとなれば嬉しい限りです。
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