まさか!うちの猫に限って!また尿道に石が詰まる事態に!
ずっと緊張と不安でいっぱいだった!獣医さんのお陰で命拾いできた!
尿路結石症(尿石症)とは
腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結晶や結石ができ、膀胱や尿道を傷つけたり、尿道に石が詰まってしまうとおしっこが出なくなり
激しい痛みのため、ぐったりした状態となり、横たわり、息も絶え絶えになってかばうため、猫は我慢強いのか、あちこちに隠れるようになります。
尿路結石ができる原因
猫で多い尿路結石症は2種類あります。
①「ストルバイト結石」
②「シュウ酸カルシウム結石」
発症要因といわれているものは、食事内容、肥満、飲料不足や運動不足ともいわれていますが、はっきりした原因は不明です。
動物病院の先生からは、考えられる要因として、ストレス、遺伝、体質ともいえるとしかわからない病気とのことです。
おそらく愛猫エポの場合は、粘膜がうすく体質ではないかともいわれています。
本来、猫はもともとあまり水を飲まず、濃いおしっこをすることも結石ができやすくする原因で、
ドライフードばかり食べている猫は特に注意が必要とされています。
猫種や性別に関係なくなりますが、特にオス猫は尿道が細くなっている構造のため、
結石が尿道に詰まって重症になりがちです。肥満の猫もかかりやすくなります。
尿路結石症の猫からのサイン
□😿おしっこをするときに痛がって鳴く
□😿血尿が出る
□😿痛みの為、ずっと横たわっている
□😿歩きもゆっくりとなり、動こうとしない
□😿触られると激しい痛みのため、極端に悲鳴をあげる
尿石症の予防
水分の多いウエットフードを食べさせ、水をなるべく飲んで、スムーズに排尿できるように工夫します。
適度な運動も、飲水量をあげることにつながります。
また猫がおしっこを我慢することがないように、トイレはいつも清潔にしておきます。
環境のストレスを減らすことも大切といわれ、一緒に過ごす時間を増やしたり、
狩猟本能をくすぐるおもちゃで遊んであげたり、キャットタワーなどで上下運動ができるようにしたり、
猫が喜ぶことを見つけてあげます。
8歳愛猫エポの異変!また様子が変に!もしかして尿道にまた石が詰まったかもしれない!
8歳の愛猫エポが2020年10月13日の夜から急に体調が悪化し、おしっこも出なくなり、
身を隠すようにあちこちのトンネルに入ってうずくまったり、横になりながら、
息も絶え絶えにハァーハァーと呼吸も荒くなり、今にもどうにかなるのではないかという状態になりました。
深夜の出来事だったため、夜間動物緊急診療所に電話しました。
しかし、その緊急な状態を伝えましたが、あまりにも愛猫の様子が辛そうで、動かすには猫も大変不安とストレスを抱えることになるのではないか?!と感じ、場所も自宅からかなり遠いこと、かかりつけ医との連携情報カルテもないことから、心配となり、
この子をすぐに連れていくことは、かえってよくないのではないかと心配で心配でしかたなかったですが、苦渋の判断をしました。
悲痛な状態でいるエポを必死で「もう一晩、どうかなんとかがんばって!どうかエポちゃん、がんばって!」と泣きながら励まし続けました。
この日の夜は一睡もできませんでした。
一夜開け翌日すぐにかかりつけ医の動物病院へ朝一で直行!
一晩を愛猫エポは必至に耐えてくれ、翌日朝一ですぐに愛猫エポをキャリーケースに入れ、動物病院に直行しました。
動物病院の先生は、触診ですぐに「膀胱がパンパンになっています!」と言われ、一旦エポを預けてすぐに検査となりました。
数時間後病院から電話があり、「すぐに来てください。先生から説明があります。」と言われ、
再度午前中に動物病院へ行き、検査結果の説明を受け、即日再入院することになりました。
やはり、結石がまた再び、尿道に詰まってしまったのです。
とても苦しそうでかわいそうで本当に見てても辛く
涙が溢れてしかたありませんでした。励まし続けました。
2020年10月14日~10月16日まで、愛猫エポは、またしても結石が尿道に詰まり、
再び3日間の入院をしました。
行われた処置としては、尿道に詰まってしまった石を一旦膀胱内に戻す処置、
これが上手くいくかどうか?!との説明を受けていましたが、
なんとかまた上手く解除でき、膀胱内に石を戻しました。
入院中は、尿道カテーテルを入れて、溜まっているおしっこを排泄させます。
そして、手には、栄養剤である点滴を施されました。
ずっと3日間この状態でよくがんばってくれたと思うと泣けてきます。
【動物病院でのエポの様子と検査結果の説明動画】
獣医師からの今後の提案
愛猫エポの場合は、おしっこ=尿が酸性に傾く「シュウ酸カルシム結石」の可能性であるため、
今回で二度目となり、また再発する可能性が高い。
ストルバイト結石のような石が大きくなれば取り除きやすいが、シュウ酸カルシウム結石の場合が
石を融解することができないことが難解である。
オペ=手術に関しては、今すぐというわけではないが、またいつどんな状況になるかはわからない。
オペの方法は2つ
①膀胱内にある石を切り開いて取り除く
(ただし、あまりにも細かい石は取り切れない可能性があるので再度の開腹手術の可能性がある)
②狭くなっている尿道から陰茎までを切除し、メス猫のように
尿道を陰部に開口させる「会陰尿道聾」=えいんにょうどうろうという手術を行う
(ただし、これもまったく根治するということではなく、膀胱内に石が残っていれば、
また膀胱の開腹手術が必要となる。)
もしかして手術の可能性も考える必要がある
今後の愛猫エポの様子を見守り、見ながら、定期的に検査にいく状況となっています。
今回2回目の尿道に石が詰まってしまったという事態となり、またこれを繰り返すこともありうるリスクがあります。
はじめて愛猫の様子がおかしいという記事を書きました。
愛猫が即入院!オス猫に多い泌尿器系の病気「泌尿器疾患・膀胱結石」について
オスがこの病気をくりかえし発病する場合には2つの手術方法があります。
①開腹手術をして結石を取り除く方法
②ペニスを取ってしまう手術(これが会陰尿道聾手術=えいんにょうどうろう手術)
もしかして②の手術をせざるを得ない状況となるかもしれません。
今回2回目の再発により、また3回目もありうるかと思うと、この手術を選択せざるをえないかもしれません。
膀胱内にできている石がまた尿道に詰まると命とりになるかと思うと尿道炎も伴い、どんどん尿道が狭くなり
どうしても詰まりやすくなってきてしまいます。
獣医師から聞いた犬の結石が消えた奇跡の話
患者様のワンちゃんのお話です。このワンちゃんも実はシュウ酸カルシウム結石ができていて同じ状態だったのですが、
特例として書いておきたいと思います。
このワンちゃんの場合は、フードを変えたところ、半年間で見事「石」が消えたそうです。
これは、まれにみる奇跡の話で、医学的にも証明できず、実に今でも不思議でしかたがないとのことでした。
藁にもすがる思いで一度試しにこのフードに切り替えることにしました。ドライとウエットと両方です。
このフードは動物病院でしか扱いがありません。
すぐに食べてくれるかどうか心配でしたが、心配するまでもなくすぐに食べてくれました。
8歳といえば、もう人間年齢にすれば約48歳のシニア期になります。
このフードのおかげかどうかはわかりません。わかりませんが、それでもできる限り、水分を補給する必要があり、
ドライもできるならふやかして与えてほしいとのことでしたが、ふやかしたドライは愛猫エポは食べてくれません。
猫の性格、嗜好性によって好みは実にまちまちです。
けっしてどの猫も同じではありません。
これは、人間でも同じことだといえます。
愛猫エポは、ウエットなら美味しそうに食べてくれています。
なんとかこのフードで石が奇跡的に消えることがあるならという思いでいます。
猫への療法食を変えてみることに
このロイヤルカナンMULTIFUNCTION(マルチファンクション)シリーズの
ロイヤルカナン®猫用ユリナリーS/Oエイジング⁷⁺CLTを試してみることにしました。
下部尿路疾患(突発性膀胱炎、ストルバイト結石症およびシュウ酸カルシウム結石症)の猫に
給与することを目的として、特別に調整された食事療法食です。
この食事は、ミネラルなどの栄養バランスを調整し、
マグネシウム含有量を制限、またストレスの多い生活に配慮して、
加水分解ミルクタンパク(加水分解アルファS1トリプトファンカゼイン)と
L-トリプトファンを配合されています。
尚、こちらの療法食に関しては、動物病院のみの取り扱いとなっています。
獣医師の直接の診察と指導のもとに使用することになっている猫専用の療法食です。
愛猫エポもすでに8歳となり、年齢からもこちらのフードで与えてみて様子をみたいと思います。
愛猫が病気になって気づかされたこと
家族同然の愛猫が万が一、病気になるなど思ってもいない出来事でした。
今まで飼った猫は、健康で最後の最後まで、病気知らずの子で、猫生を全うしてくれたからです。
ただ、このように愛猫が思いもよらない病気になって、
はじめて元気で健康でいられることのありがたさを痛感しています。
この先、この子がどうなるのかは、誰にもわかりません。
だけど、できることはすべて全力を尽くしてあげたいと思います。
名前を呼ぶといつもふり返り、ニャーと鳴いたり、
しっぽを振って返事をしたり、こちらをつぶらな瞳でジッと見つめてくれるエポ😭
「エポちゃん、がんばろうね。強く生きるんだよ!」といつも声をかけて励ましています。
不思議とわかってくれているような気がしてなりません。。。
猫同士でもわかる
愛猫の尿結石の状況を書きましたが、まだまだこの先油断もできないと感じています。
他の猫達も心配している様子も手にとるようにわかります。
最後に
健康で元気ならいっぱい走り回って思いっきりはしゃいだり、ごろにゃんしたり、
甘えて遊ぶエポですが、病気になると様子が一変します。
とても辛いですが、猫本人が一番辛いハズ!そう思うと未だになぜこの子が!
という思いでやりきれませんが。。。
こればかりは、受け止めるしかしかたがなく、尿結石の恐ろしさを痛感します。
できる限りそばにいて、愛猫エポの病状回復を願い筆をおきたいと思います。
しばらくは、注意深くこの子の様子が心配な状況ですが、奇跡を信じたいですが、
奇跡が起きるかどうかはわかりません。
これ以上再発して辛い思いをさせたくない気持ちでいっぱいです。
同じ尿石症の猫ちゃんの症状や対策、参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。