愛猫の下部尿路疾患(FLUD)について
わが家は4匹の猫(ペルシャ3匹、スコティッシュ1匹)と暮らしていますが、うちペルシャの1匹が下部尿路疾患、猫膀胱炎となり、
いわゆる尿結石が尿道に詰まり、尿がでなくなり、激痛を伴い、極端に触ることを嫌がり、悲鳴に近い想像を絶する鳴き声を上げ、
急遽、動物病院に連れていき、即日緊急で3日間の入院をしたことにあります。
愛猫エポの入院での治療
急遽、X線検査、血液検査をし、尿道に結石が詰まっている状態だったため、尿道に詰まった石を体内に戻る処置が行われ、これがなんとかうまくいき、入院中は、尿道カテーテル治療と栄養補給の点滴の処置を3日間ずっとされていました。
もう少し、「遅かったら命とりになった!」と獣医さんから言われて急激に泣けてきました。
この子の場合は、突然の状態の出来事だったため、ひょんなことから尿道に石が詰まってしまったためでした。
こればかりは、どんなに気をつけていても尿道に石が詰まると激痛が走り、普段とはまったく違うとても危険な状態でした。
猫下部尿路疾患(FLUTD)とは
オス猫に多いと言われる下部尿路(FLUTD)、膀胱から尿道に起こる病気の総称で、猫に多い代表的な結石の種類は、オシッコがアルカリ性に傾くとできやすく、「ストルバイト」と、「シュウ酸カルシウム」の2つがあります。
特にオス猫は尿道が細く長いため、結石や結晶が詰まりやすいのです。
猫が健康な時は、膀胱内は酸性になっていますが、アルカリ性に変わるとアルカリ尿が出るようになり、膀胱内で結晶や結石ができやすくなってしまいます。
石の種類は2つですが、①ストルバイト結石であれば、石の色は白く、比較的大きめの石で10㎜程ですが、②シュウ酸カルシウム結石は黄褐色で表面がギザギザしていて、石の粒の大きさがとても細かくほぼ1mmのものが数多く膀胱内、腎臓などに溜まってきます。
これは、X線などからもはっきり見て取れます。
オシッコの中にマグネシウム、リン、カルシウム分などのミネラル成分が増えたり、尿のpHバランスが崩れたりすることで結石ができやすくなるといわれています。
膀胱内がアルカリ性になる原因は、猫の食餌が原因と言われています。猫への食餌、フードに関しては、十分に注意し、特にマグネシウムの多いフードを与えることが原因だと言われているため、食餌には十分注意していましたが、このようなことになった原因を獣医さんにお聞きしたところ、考えられる可能性としてはストレスか遺伝性の可能性もあるがそれもはっきりとは未だにわからない。
やはりはっきり言って原因は不明とのことです。
飼い主として、この時ばかりは、ずいぶん、自分をとても責めて落ち込んでいました。
愛猫が入院中は心配で心配でよく眠れなかったです。考えても考えてもしかたないことだとわかっていても、こればかりはなってしまったものはしかたない!受け止めるしかないという気持ちの整理をつけるまでに時間がかかりました。
愛猫がこの病気になって、膀胱炎や尿石症、尿道閉塞は症状が進むと、尿道が詰まって尿が出なくなり、急性腎不全から尿毒症を起こして短期間で死亡することもあると聞けば聞くほど恐ろしい病気だと気づかされました。
これは猫種問わず、どの猫でもオス猫であればかかりやすいともいわれています。
下部尿路疾患の症状とは
愛猫エポの場合は、急に尿道に石が詰まり、激しい痛みと悲鳴、極端に体に触れようとするとギャーと悲鳴をあげる!という尋常ではない状態でした。
ペルシャ3匹、スコティッシュ1匹の合計4匹と暮らしていますが、ペルシャのエポだけが急性膀胱炎となったのがなぜなのか?!
どうしても可愛い愛猫が病気になってしまうことほど、悲しいことはありません。
急遽3日間の入院をした【猫川柳出版のお知らせ】【猫からのコロナニュース】【猫の膀胱結石の再検査結果】
以前の記事にも掲載しましたが、コロナ禍の状況となり、愛猫のエポの様子をこまめに特にトイレチェックやフードの療法食を与え、しばらく様子を見る限り、特に変調をきたすこともなく、元気な様子が伺え、ホッとしていましたが、やはり体の中にできている結石の様子が気になり、先日動物病院にてX線検査および血液検査に行ってきました。
入院したのが半年前になりますが、退院後はずっと体調もかなり落ち着いてきて、獣医さんの指示に従い、ヒルズのC/Dマルチケアーコンフォートだけをドライとウエットと与えていました。
この間では、食欲や猫の動き、トイレでのオシッコや便の状態なども常にチェックしていました。
猫同士、会話ができているかどうかわかりませんが、他の3匹もとても心配そうにエポを労わる様子が見てとれ、とても微笑ましく思いました。きっとその気持ちはエポに届いているのかもしれませんが、どんどん元気になってきました。
ただ、シュウ酸カルシウム結晶という石は消えることはなく、手術しても再発の可能性もあるので、獣医さんは手術というリスクはすすめませんでした。とても親身になって猫に声をかけ、とても優しく診察してくださっていて安心しました。
【動物病院での検査結果などその時の状況動画】
最後に
体重は、5,45kgで平均、体温も正常でした。
動画の途中で獣医さんからの説明がありました。ウロ・キャッチャーで2カ月に一回の尿検査の予定です。
ただ、残念ながら、やや石が大きくなっています。そしてシュウ酸カルシウム結晶のため、フードで石が消えることはないのが悲しいです😭
がんばったご褒美も兼ねて、お気に入りのクッションで寛いでいるエポちゃんです💕😺🍀
検査結果では、腎臓の数値は今のところ、大丈夫で、次回のX線検査は来年の4月ということになり、ホッとしました。
ただ、常に愛猫エポの様子は、細心の注意をして観ていきたいと思います。
奇跡が起きて、石が消えてなくなればどんなにいいかと日々ますますこの子が愛しくなってきます😭🙏🏻😺🍀
最後までお読みいただきありがとうございます。
少しでも記事がお役に立てれば幸いです。
皆様の愛猫ちゃんの健康を心よりお祈りしています🙏🏻💐🍀💕