愛猫が即入院!オス猫に多い泌尿器系の病気「泌尿器疾患・膀胱結石」について




猫が病気!猫の様子がおかしい

わが家の愛猫であるペルシャのオス猫エポちゃんですが、つい2日前にはこんなに元気に過ごしていたのに

ほぼ2日前に下痢、嘔吐があり、トイレに何度も行くようになり、おしっこをしない様子が見られ、ジッとして触ろうとするとものすごい勢いで「ギャオ~」と鳴き、横たわったままの状態や香箱の状態のまま、目をしっかり開けることもなく呼吸もどこか辛そうにしていた。

 夜中にジッとしていて急にまた「アォー!」「ギャォー」と悲鳴に近い声で鳴く。

触ろうと抱っこしようとすると余計にその声が高まり、そっと頭をなでながら
懸命に「痛くて苦しいんだね。明日、病院に連れていくから、がんばってね」と、
とにかく話しかける。

痛そうで苦しそうな表情で動きもどこか鈍く、
それでもやっとの思いでベッドに上がって弟猫のルネと共に
添い寝をしようと甘えてきた愛猫のエポ・・・😭




息がとても苦しそうにしている。しかも目もしっかりと開けられない。

心配で心配で眠れずすぐに翌日朝、すぐに動物病院に連れていき、獣医さんの触診ですぐに
「膀胱結石です」と告げられ、即検査!

そのまま、すぐに血液検査、X線検査をし、先生から画像を見せられ説明を受ける。
猫の泌尿科系の病気である「膀胱結石」であるが、結石にも種類があり、詳しい写真つきの結石を
見せてもらったところ結晶の中でも種類は「シュウ酸カルシウム」という結晶(石)であると言われる。

この結晶は、「獣医泣かせなんです」とのことで非常にショックを受けた。


「膀胱結石」というのは、尿道に石が詰まった状態。左には、腎臓結石も見られる。

血液検査の数値で特に異常だった項目は、血中尿素量(BUN)が2012/10/26の検査時と比べると5倍になっており、血中尿素量(BUN)が2088,7に上昇している。CRE(クレアチン値)も1,2→5,30に異常に上がっており、血糖値も97166に増加という大変な異常事態になっているということを検査結果を見せられ説明受ける。

診断名:泌尿器疾患・膀胱結石とは

この病気は膀胱の中でできた結晶や結石が尿道で詰まり、オシッコが出なくなる病気です。
特にオスの場合、尿道が細く長いため、結石や結晶が詰まりやすいのです。

 尿道に結晶(結石)があるとトイレに頻繁には行ってもオシッコが全く出なくなるか
少し出る程度となってしまいます。

また膀胱が結晶や結石によって傷ついて出血することもあり、血尿が混じります。
猫の膀胱を触ると、大きくパンパンになって膨らんだ状態となっている場合は、触られると激痛となり、絶対にお腹周りや膀胱を触ったり、強く圧迫してはいけないのです。

非常にもろくなっているので、破裂してしまうことがあり大変危険です。
最悪の場合、やがて尿毒症となり、食欲低下や嘔吐、体温低下などの症状が現れます。

2日以上オシッコが出ないと、命に関わる危険な状態となります。

応急処置と治療

すぐの治療として受けた説明は、
尿道に生理食塩水を入れて尿道に詰まっている結石を出す処置です。

出てきた結石は非常に小さく人間の肉眼で見えないほどの小さなものもあり、6粒が出てきました。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが非常に小さく茶色い粒のようなものが見えます。

猫の尿路結石の種類としては、一般的にはオシッコがアルカリ性に傾く「ストルバイト尿結石」があるが
酸性に傾くと「シュウ酸カルシウム」という結晶ができ色は茶色です。

今回は2泊の緊急入院となりました!
また後日、獣医師から状態の説明を受けることになっています。

問題は腎臓の数値が下がっているかどうかを再度検査し血液検査次第によっては延長入院を要することになるかもしれません。

膀胱結石になった原因

 今回の愛猫の泌尿器疾患・膀胱結石となった原因については、一般的に食べ物あるいは体質(遺伝)からくるものといわれたり、
ストレスからくるものといわれたりしますが、実際のところはっきりした原因は不明です。

今与えているフードも獣医さんにお伝えし、お話を伺いましたが、
ストルバイト尿石症には効き目があっても「シュウ酸カルシウム」という結石に関しては
まったく効き目がないといわれましたが、フードもまた獣医さんとよく相談していきたいと思っています。

猫が健康な時は、膀胱内が酸性になっていますが、その酸性がアルカリ性に変わり、
アルカリ尿が出るようになると膀胱の中に結晶や結石ができやすい状態になるといわれていますが、いずれにしてもフードも見直し、マグネシウムに関しては魚は避け、マグネシウムの量は1%以下に抑えることは大切なことだともいわれています。

今回の愛猫の病気、泌尿器疾患・膀胱結石の病気は、体質であると考えられます。

再発防止のためには

この下部尿路症候群は再発しやすいともいわれており、オスがこの病気をくりかえし発病する場合には2つの手術方法があります。
①開腹手術をして結石を取り除く方法
②ペニスを取ってしまう手術(これが会陰尿道聾手術)

手術をせざるを得ない状況となるかもしれません。

万が一の場合を想定して、今後この尿結石・膀胱炎を再発させないためにも、事態、症状を悪化させないために
「会陰尿道聾(えいんにょうどうろう)手術」が必要になるかもしれないとの説明を受けました。

※会陰尿道瘻手術とは、
狭い陰茎尿道部分を切り取り、比較的広い骨盤尿道から直接排尿できるように尿路を作り替えてしまう手術のこと。

結石の種類からしばらく様子を見て、わが家の猫の場合、
「再発しない可能性もあるし、再発する可能性もあり、こればかりは神のみぞ知るということです」と言われました。

飼い主としては、手術ということになると、術後合併症の発生も心配になる。
麻酔を掛けられて、切られ、当然リスクを伴うことにもなると考えます。
そんな可哀そうなことを、緊急を要する事態なら仕方がないが、
どうしてもまだ手術をすぐにする気持ちに今は、なれない。

①の手術で、膀胱の中にたまっている結石があまりにも小さいために開腹手術は難しい場合には、
最悪②のオスのペニスを取ってしまう手術をする方法を選択せざるをえないのです。

最後に

また追ってその後の病状や状況を記事に加筆していく予定でいます。

家族同然の愛猫が病気になってしまうとは本当にショックなことですが、すぐに動物病院に連れて行った時に、獣医さんから言われたことは「もう少し遅かったら命とりになりましたよ」と言われました。

愛猫の様子が2日間おかしかったらとにかく即効でかかりつけの動物病院に連れていってくださいね。
同じような病気をされた猫ちゃんがいましたら少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。




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